金利について

金利について勉強しようじゃないか

金利を知るにはまず大きな特徴を捉えることが重要です。そのために金利の種類を見てみましょう。

金利の決まり方と変動の有無による区分

日本における様々な金利はいくつかの切り口によって分類することが可能です。ここでは以下の4つの視点からみてみましょう。

 

第1は、金利の決まり方による区分です。この視点からは、金利は政策金利、規制金利、自由金利に分けることができます。政策金利は政府や日本銀行などが政策的な判断に基づいて決定する金利で、その代表は公定歩合です。また、規制金利は公的な規制を受けている民間の金利で、かつての預金金利がその代表例です。

 

これに対して自白金利は市場における金融商品の需給等によって決まる金利のことで、CD(譲渡性預金)の金利や公社債の流通利回り等があげられます。

 

第2の切り口は、契約期間中に金利が変動するかどうかによる分類で、固定金利と変動金利とに分けられます。預金金利をみると、比較的最近まで定期預金はすべて固定金利でしたが、最近では変動金利の定期預金も出されるようになりました。一方、民間金融機関の貸出金利については、かつては変動金利が大部分を占めていましたが、最近では低金利状態が続いているとともあって、固定金利貸出の比率が上昇しています。

 

契約期間と物価上昇率の考慮による区分

第3は、資金の貸借期間により、短期金利と長期金利とに分ける方法です。短期金利とは貸借期聞か1年以下の資金にかかわる金利で、コールレー卜やCD3か月もの金利などがその代表例です。

 

一方、長期金利は貸借期聞か1年を超える資金の金利であり、これには国債、事業債などの債券の利回りや、長期プライムレートなどが含まれます。一般的には、短期金利に比べて長期金利の方が高いととが多いのですが、金利水準や将来の金利見通しによっては、長期金利に比べて短期金利の方が高くなるという「長短逆転」の現象が起こることもあります。

 

さらに4つの視点としては、金利水準を、物価の上昇率を考慮して考えるかどうかという区別も行なわれます。これまでみてきた3つの見方については、とくに断わりませんでしたが、いずれも市場で実際に決まったりあるいは契約書に明記されている金利である名目金利を前提に議論をしてきました。

 

これに対して、この名目金利から物価上昇率を差し引いたものを実質金利と呼びます。企業や個人が借り入れを行なう場合には、この実質金利を考えている場合がきわめて多いと思われます。なぜなら、たとえ金利が高くても、物価がそれに見合って上昇していれば、企業や個人は所得が増えることによって借入れの返済が容易になると考えられるからです。

 

このように、金利は様々な角度から分類することができます。金利をみるときには、それぞれの金利がこれまでに述べたどれに当てはまるのかを判別することが重要です。

 

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